涼しさを感じるようになってから、
フィロデンドロン オキシカルジウム ブラジルに
オレンジの茎が伸び始め、きれいな色の新葉が展開し始めました。
一番最初に見たときは、え?枯れてきた?!とびっくりしましたが、
植物の生理現象みたいなものらしく。
どうやら、オキシカルジウムに限らず
越冬する植物にしばしば見られる葉の赤色化なんだそうです。
紫外線などの光ストレスや低温化などの環境変化に適応しようとして
アントシアニンという成分が植物内で産生されるのだとか。
そのアントシアニンが蓄積され、
こうやって茎や葉がオレンジになるというわけなんですねぇ。
なんのために、どうして植物にアントシアニンが蓄積されるのか、
その生物学的意義を研究している大学教授の方もいるようです。
アントシアニンといえばポリフェノールの一種で、
強い抗酸化作用があるということで
健康食品の成分として知られていますが、
となると、こういう赤色化する植物というのは
とても健康だということなのでは?!
フィロデンドロンというより、オキシカルジウムに起こりやすいようで、
カーニバル、クリームスプラッシュもうっすらとオレンジ色が見られます。
いまのところ、我が家ではオキシカルジウム以外のフィロデンドロン、
カラテア、ポトス、モンステラなどなどにはそんな気配すらありません。
観葉植物を育てるなかで、こういう植物の生態を知るのも、
楽しさのひとつですね。