カラテア(クズウコン科)の植え替えをするとき、
根に芋みたいなものがついているのを発見したこと、ありませんか?
あれはミルクタンクと呼ばれるもので、
水分や養分を蓄えるためのものだそうです。
塊根(かいこん)とも言うのかな?
いい生育環境で育っているカラテアにはミルクタンクができる、とも
言われているらしいですが、
実際のところはよくわかっていないそうです。
でも、やっぱりミルクタンクのあるカラテアのほうが
しっかり丈夫に育つんだろうか…。
カラテアをお迎えし始めた頃、
ネットでいろいろ調べてそんなことを知り、
家に連れ帰って植え替えするときにミルクタンクがないと
そんなふうに不安になったこともありました。
が、我が家にはカラテアだけで15鉢くらいいますが、
ミルクタンクがある子は3鉢くらいしかないんですよね。
いつの間にか、あったらラッキー、
なくてもそんなもの、と思うようになりました。
実際、ミルクタンクがあってもなくても、
我が家のカラテアにおいては、生育状況に差があるようには感じられません。
たとえばこちらのカラテア。
ダイソーでひとめぼれしたカラテアフレディ。
この徒長?とも思えるスラリとした3枚の葉が
シュッとした樹形でかっこよくて。
私がカラテアにハマるきっかけとなった、
記念すべき我が家のカラテア第1号でもあります。
この子にはミルクタンクがたくさんついていました。
だから余計に、カラテアにはついているもの、と
最初に思ってしまったのです。
が、お迎えして2カ月ほどして、なんとなく調子が悪い。
いま思えば、下葉が黄色くなっただけなのですが、
ネットで「カラテア=難しい」と刷り込まれていたのもあって
ダメになってしまうかも!と不安になってしまい…。
そんなところに、ダイソーの別店舗で、
わっさわさのフレディを見つけて
「この子なら丈夫かも?!」と
不安を紛らわすかのように、思わず購入してしまいました。
これもいま思えばボリュームが違って当然。
1号が330円(税込)、こちらの2号が550円(税込)でした。
でも、こんなにわさわさ元気そうでも、
ミルクタンクは1つもありませんでした。
さすがに店頭では根の状態はわからないので
植え替えのときにちょっぴり裏切られた気分になりましたが、
ないものは仕方がない。
この子もそのうち弱っちゃったりするのかしら…
と心配していたのですが、次から次へと新葉が展開。
4カ月以上経過した今も、その勢いはほとんど衰えていません。
古葉や伸びすぎた葉を剪定したので
そんなにボリュームアップした感じはありませんが、
全体の大きさとしてはひと回り大きくなっています。
剪定した割には、ボサボサ感がありますけれど…笑。
ずっと勢いのある状態のまま、
お迎えして4カ月くらいしてから無機質用土に植え替えしましたが、
その時もミルクタンクはできていませんでした。
一方、1号はその後すぐに元気を取り戻したものの
しばらく新葉が出ることもなく…
2号をお迎えして1カ月経ったくらいから
急に新葉ラッシュが始まり、こちらもいまだに新葉が展開中。
ちなみに、気に入っていた長い葉は
新葉たちの背が低いのばかりだったのでバランス悪く、
アホ毛みたいになってしまったので剪定しました。
無念…。
とまぁ、こんなふうに、
ミルクタンクの有無で違いを感じることなど一切なく。
我が家のクズウコン科の9割がミルクタンクなしでも
新芽・新葉ラッシュ中ですしね。
カラテアにミルクタンクが必ずしも必要なのか、というと、
あったらいいけど、なくても全然大丈夫、という結論になりました。
クズウコン科の植物は、すぐに葉が丸まったり、
就眠(休眠)運動が鈍ったり、葉先が枯れたりするので、
初心者にはドキドキすることばかりですが、
あまり細かいことを心配し過ぎては楽しさも半減。
どーんとおおらかに見守るくらいの気持ちで育成を楽しみたいですね!
と、自分にも言い聞かせる今日この頃です(笑)。